従業員わずか60名ながら売上高は180億円規模。1人当たり売上高は約3億円と、日本企業の中でも極めて高い生産性を誇ります。
同社は電子部品の接点・接続部位向け貴金属めっき液を開発・販売するニッチ企業です。製造設備への大型投資を抑えた軽資産経営を行っており、高い付加価値を生み出しています。
平均年収は858万円と日本企業では高水準ですが、年収1,000万円超も珍しくない半導体材料メーカーと比べるとやや控えめです。それでも自己資本比率82.7%、無借金経営という非常に健全な財務を維持しながら、配当利回りも約5%と高水準であり、配当株としても魅力を感じます。
電子部品の接続部位メッキ液専業。
売上原価は貴金属材料の市況に連動。
自己資本配当率を採用四季報
沿革
1971年 東京都豊島区東池袋において、貴金属めっき薬品の開発、製造及び販売を目的として設立
1988年 川口工場を新設
2002年 株式上場
事業内容
電子部品のプリント基板、コネクター及びリードフレーム3等の接点・接続部位に使用される貴金属めっき薬品の開発、製造及び販売
業績
| 業績 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | 一株益(円) | 一株配(円) |
| 単22.3 | 18,714 | 1,201 | 1,339 | 974 | 166.8 | 90記 |
| 単23.3 | 16,254 | 567 | 753 | 569 | 97.8 | 80 |
| 単24.3 | 11,419 | 354 | 553 | 548 | 95.3 | 101 |
| 単25.3 | 12,611 | 502 | 657 | 1,579 | 273.7 | 126 |
| 単26.3 | 18,073 | 576 | 776 | 1,803 | 311.9 | 200 |
セグメント

財務諸表 単位:億円(%:資産/売上に対する比率)
資産
現金預金78(36%)
有形固定資産1(1%)
投資有価証券107(49%)
イビデン17、フジクラ16、JCU13、山一電機13、シチズン時計11など半導体関連の銘柄を多く持っています。イビデンは3月末から株価が2倍になっており、含み益が大きく増加しています。
負債
有利子負債0
純資産
自己資本比率82.7%
配当性向64.1%
利益剰余金99(45%)
損益計算
売上高
営業利益率3.2%
経常利益率4.3%
当期純利益率10.0%
キャッシュフロー
投資額
| 科目 | 前期 | 当期 |
| 減価償却費 | 1 | 1 |
| 固定資産に対する支出 | 1 | 1 |
株主還元
| 科目 | 前期 | 当期 |
| 自己株式の取得 | 0 | 0 |
| 配当金の支払 | 7 | 7 |
株価 個人的な購入価額
4,770円(2026.7.20)
時価総額28,941百万円(07/17)
配当利回り(会社予想)4.82%(07/17)
1株配当(会社予想)230.00円(2027/03)
PER(会社予想)(単)12.76倍(07/17)
PBR(実績)(単)1.54倍(07/17)
EPS(会社予想)(単)373.93(2027/03)
BPS(実績)(単)3,098.03
ROE(実績)(単)11.45%
自己資本比率(実績)(単)82.7%
直近5期の平均EPS:188円
需要・顧客構造(+5%):
日本高純度化学の製品は電子部品のパッケージ基板、プリント基板、コネクター、リードフレーム等に用いられています。電子機器業界動向はスマホ・パソコンの市場の影響を大きく受けるので、業績の変動は大きそうです。ただし、ファブレス経営で固定費負担が軽いので、他の半導体素材企業と比べると、業績のブレは僅かにすみそうです。
競争環境(+30%):
半導体材料はJSR、ステラケミファ、三井ハイテック、味の素ファインテクノ、東京応化工業、日本高純度化学、石原ケミカル、メックなどがいます。
日本高純度化学は工場を持たないファブレス経営をしていますが、研究開発活動に5億円支出しており、技術力を有しており、半導体業界のスイッチングコストの高さを考えると激しい価格競争に陥る可能性は低いと感じます。
ビジネスモデルの有望性(+30%):
生成AIブームをきっかけに半導体の需要が増加することが予想されており、微細化や積層化など高度な技術も必要とされ、日本高純度化学の事業の拡大にも期待が持てます。
株主優待(+%):なし
個人的な好み(+20%):
自己資本比率が高く、イビデンなど値上がり株を政策保有株式指揮で有しているのが魅力的です。
従業員は約60名しかおらず、まさに少数精鋭企業です。一人ひとりの技術者が会社の競争力を支えているとも言えますが、その反面、キーパーソンの退職や後継者育成が業績へ与える影響は、大企業以上に大きい可能性があり、安心して保有できないので、購入には消極的です。
個人的な目標株価
PER188×14倍=2,632
PBR3,098×0.7倍=2,169
プレミアム2,400×1.05×1.3×1.3×1.2=5,111
※ブログは個人的な趣味で、株式購入可否は自己判断でお願いします。
以上


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