スシローの搬送レーンに三ツ星ベルトの製品が使われていました。スシローは成長が著しく、Vベルトにも注目され。三ツ星ベルトの株価が上昇すると思い、100株購入しました。。
Vベルトは三ツ星ベルトとバンドー化学が二強で、どちらも本社が神戸市周辺で、株主還元に積極的です。三ツ星ベルトの株価は下落しており、不安を感じているので、業界分析のため、バンドー化学を調べました。
Vベルト国産化先駆。
自動車用で高シェア。
OA用精密部品・化成品も展開。
医療関連にも注力四季報
沿革
1937年 榎氏が神戸市に設立、1913年ゴムベルト、コンベアベルトの製造を開始、1932年わが国最初のVベルトの製造を開始
1962年 株式上場
1968年 兵庫県加古川市にベルト及び工業用品の製造を目的として加古川工場新設
1973年 栃木県足利市にバンコラン製品の製造を目的として足利工場新設
1990年 和歌山県紀の川市に伝動ベルトの製造を目的として和歌山工場及び電動技術研究所を新設
2006年 生産体制の再編成に伴う資産の有効活用や当社を含めた関係会社間の連携強化、効率化を目的として、神戸工場の跡地にバンドーグループファクトリー神戸を新設
2019年 Aimedic MMT(整形外科向けの医療機器)を子会社化
事業内容
自動車部品事業、産業資材事業、高機能エラストマー製品事業の製造・販売および加工を主な内容とし、さらにロボット関連デバイス事業、医療機器事業、不動産業等のその他の事業を展開

業績
業績 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | 一株益(円) | 一株配(円) |
◇21.3 | 81,371 | 5,377 | 5,618 | 3,943 | 86.6 | 26 |
◇22.3 | 93,744 | 2,665 | 3,414 | 1,211 | 26.9 | 40 |
◇23.3 | 103,608 | 8,259 | 8,542 | 5,722 | 130.0 | 52 |
◇24.3 | 108,278 | 7,772 | 8,676 | 6,180 | 142.6 | 72 |
◇25.3 | 115,593 | 3,480 | 3,472 | 1,496 | 35.3 | 76 |
セグメント

財務諸表 単位:億円(%:資産/売上に対する比率)
資産
現金及び現金同等物177(15%)
有形固定資産305(25%)
のれん12(1%)
負債
有利子負債71(6%)
純資産
自己資本比率68%
配当性向215%
利益剰余金594(49%)
損益計算
売上高
営業利益率3.0%
当期純利益率1.3%
キャッシュフロー
投資額
科目 | 前期 | 当期 |
減価償却費 | 58 | 58 |
固定資産 に対する支出 | 44 | 46 |
株主還元
科目 | 前期 | 当期 |
自己株式の取得 | 10 | 20 |
配当金の支払 | 1 | 0 |
株価 個人的な購入価額
1,677円(2025.7.2)
時価総額74,146百万円(07/01)
配当利回り(会社予想)4.77%(07/01)
1株配当(会社予想)80.00円(2026/03)
PER(会社予想)(連)10.46倍(07/01)
PBR(実績)(連)0.85倍(07/01)
EPS(会社予想)(連)160.28(2026/03)
BPS(実績)(連)1,964.73
ROE(実績)(連)1.79%
自己資本比率(実績)(連)68.1%
直近5期の平均EPS:84円
需要・顧客構造(▲5%):
主力である伝動ベルトは、自動車産業、一般産業、農業機械産業、情報機器関連産業、建設資材産業等向けであり、設備投資の動向に業績が大きく左右されます。補修用ベルトも扱っていますが、景気動向によって消耗度合が変わってくるので、やはり景気による変動は大きそうです。

ただ、海外売上比率が6割とかなり大きく、内需の設備投資動向だけに依存しないのは魅力的です。
競争環境(+5%):
Vベルトは三ツ星ベルトとバンドー化学が大きなシェアを有しています。どちらも長い歴史があり、神戸市中心部に本社があり財務が盤石です。研究開発活動に三ツ星ベルトは34億円、バンドー化学は11億円を支出しており、熾烈な価格競争をする可能性は低いと思います。
ビジネスモデルの有望性(▲5%):
2019年に買収したAimedic MMT という、整形外科向けの医療機器において高いブランド力と販売力を有している会社ののれんを減損しています。米国子会社生産終了に伴う損失は、不採算事業からの撤退ということで評価ができますが、無理な成長を目指していないか不安を感じます。
ただ、海外売上比率も高いので、長期的には業績拡大に期待が持てます。
株主優待(+%):なし
個人的な好み(+10%):
自己資本比率が高く財務が盤石です。配当性向5割と設定しており、自己株買いの規模も大きく、株主還元に積極的です。業績の安定性、配当利回りの高さから安定して保有できそうです。
個人的な目標株価
PER84×14倍=1,176
PBR1,965×0.7倍=1,376
プレミアム1,276×0.95×1.05×0.95×1.1=1,330
※ブログは個人的な趣味で、株式購入可否は自己判断でお願いします。
関連ブログ
以上
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