イオンの株価上昇が継続しています。オーナーズカードという買い物に応じて割引になる株主優待があるのは魅力的ですが、利益率や株価指数を鑑みると、割高だと思います。
イオン銀行は住宅ローンも取り扱っており、マンション購入の時にローンを検討しました。金利が安くて、イオンセレクトで5%割引になるので、魅力的でした。事務手数料の安さを取り、ソニー銀行にしたのですが、イオン銀行でも良かったと思います。イオンの親子上場廃止にも期待し、調べました。
イオン系の金融サービスを統括。
グループで銀行、クレジットカード等展開。
東南アジアにも力四季報
沿革
1981年 ジャスコ(現イオン)の100%子会社として設立
1990年 香港に現地法人を設立
1992年 タイに現地法人を設立
1994年 株式上場
1995年 香港の現地法人AEON CREDIT SERVICE(ASIA)CO.,LTD.が香港証券取引所に株式を上場
2010年 MC少額短期保険㈱(現 イオン少額短期保険㈱)の株式を取得し子会社
2012年 東芝住宅ローンサービス㈱(現 イオン住宅ローンサービス㈱)の株式を取得し子会社化
2013年 イオン銀行の株式を取得
2020年 アリアンツ生命保険(現イオン・アリアンツ生命保険)の株式を取得し子会社化
2023年 フェリカポケットマーケティングの株式を取得し子会社化
事業内容
親会社イオン㈱の子会社である総合小売業を営むイオンリテール㈱を中心とするイオングループ各社と一体となり、それぞれの地域において包括信用購入あっせん、個別信用購入あっせん、融資、銀行業、保険事業、電子マネー、サービサー(債権管理・回収)等の金融サービス事業
業績
業績 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | 一株益(円) | 一株配(円) |
連21.2 | 487,309 | 40,651 | 40,238 | 17,693 | 82.0 | 34 |
連22.2 | 470,657 | 58,852 | 59,944 | 30,212 | 140.0 | 50記 |
連23.2 | 451,767 | 58,859 | 61,547 | 30,677 | 142.1 | 53 |
連24.2 | 485,608 | 50,088 | 51,174 | 20,896 | 96.8 | 53 |
連25.2 | 533,262 | 61,485 | 62,554 | 19,527 | 90.5 | 53 |
セグメント

財務諸表 単位:億円(%:資産/売上に対する比率)
資産
現金預金8,148(10%)
割賦売掛金1兆7,473億円(23%)
営業貸付金9,890(13%)
銀行業における貸出金2兆6,705億円(34%)
銀行業における有価証券7,683(10%)
のれん422(0.5%)
負債
有利子負債1兆3,010億円(17%)
純資産
自己資本比率5.9%
配当性向73.1%
利益剰余金2,941(4%)
損益計算
営業収益
営業利益率11.5%
経常利益率11.7%
当期純利益率2.9%
キャッシュフロー
投資額
科目 | 前期 | 当期 |
減価償却費 | 311 | 301 |
固定資産 に対する支出 | 451 | 396 |
株主還元
科目 | 前期 | 当期 |
自己株式の取得 | 0 | 0 |
配当金の支払 | 125 | 114 |
株価 個人的な購入価額
1,437円(2025.8.8)
時価総額310,407百万円(08/08)
配当利回り(会社予想)3.69%(08/08)
1株配当(会社予想)53.00円(2026/02)
PER(会社予想)(連)14.77倍(08/08)
PBR(実績)(連)0.70倍(08/08)
EPS(会社予想)(連)97.28(2026/02)
BPS(実績)(連)2,063.86
ROE(実績)(連)3.40%
自己資本比率(実績)(連)5.9%
直近5期の平均EPS:107円
進捗:21%(1Q)
需要・顧客構造(+10%):
イオンでは日用品を販売しており、イオンフィナンシャルサービスは「イオン生活圏」を金融サービスで繋ぐインフラづくりの役割を担っています。景気に大きく左右されず、安定した業績を維持できそうです。
競争環境(▲10%):
流通系銀行は、イオン銀行、セブン銀行、ローソン銀行があります。ネット銀行は楽天銀行、住信SBIネット銀行、大和ネクスト銀行、ソニー銀行、オリックス銀行、auじぶん銀行、PayPay銀行、GMOあおぞらネット銀行がいます。クレジットカード業界でも競合が多く、競争環境は厳しそうです。
ビジネスモデルの有望性(+5%):
アジアを中心とした海外売上比率が4割近くあります。人口も増加しており、成長に期待が持てます。
株主優待(+%):なし
個人的な好み(+5%):
大株主はイオンで、間接保有を含めて49.99%の株を有しています。

イオングループ上場子会社の中では持ち分比率が少ないです。イオンは上場子会社の解消を進めており、プレミアムを付けて完全子会社化すると期待しています。
銀行業界の分析が少なく、割安なのかが分からないのが問題ですが、私はイオン経済圏にいて、イオンのサービスに満足しているので、積極的に購入したいです。
個人的な目標株価
PER107×14倍=1,498
PBR2,064×0.7倍=1,445
プレミアム1,471×1.1×0.9×1.05×1.05=1,606
※ブログは個人的な趣味で、株式購入可否は自己判断でお願いします。
以上
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