今日はトヨタ自動車の決算発表日です。デンソーなどトヨタ自動車系部品メーカーの決算を見ると、通期上方・下方修正まばらで、トヨタの業績を推し量れません。トヨタの販売台数が好調なので、私は通期上方修正、増配修正すると見ています。
さて、アルプスアルパインは、自動車部品メーカーだと思いきやアップルiPhoneの部品も製造しています。アップル向けの売上比率も2割程度あり大きいです。
電子部品と車載情報機器大手。
センシング技術を中核とし、スマホカメラ部品やゲーム機部品も四季報
沿革
1948年 東京都大田区に設立
1961年 株式上場
1967年 東京都大田格にアメリカのモトローラ社との合弁会社を設立
2019年 アルパインを完全子会社とする株式交換を実施
事業内容
| セグメントの名称 | 主な製品及び事業の内容 |
| コンポーネント事業 | スイッチ類、アクチュエーター、ハプティック等 |
| センサー・コミュニケーション事業 | センサー、通信デバイス等 |
| モジュール・システム事業 | 車載モジュール、情報通信機器(インフォテインメント、ディスプレイ)、サウンド等 |
| その他 | システム開発、オフィスサービス、金融・リース事業、旅行業等 |
業績
| 業績 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | 一株益(円) | 一株配(円) |
| 連23.3 | 933,114 | 33,595 | 34,940 | 11,470 | 55.8 | 40 |
| 連24.3 | 964,090 | 19,711 | 24,809 | -29,814 | -145.0 | 30 |
| 連25.3 | 990,407 | 34,106 | 30,521 | 37,837 | 184.0 | 60 |
セグメント

財務諸表 単位:億円(%:資産/売上に対する比率)
資産
現金預金1,479(17%)
有形固定資産1,367(16%)
投資有価証券600(7%)
負債
有利子負債1,008(11%)
純資産
自己資本比率55.9%
配当性向32.6%
利益剰余金2,139(24%)
その他有価証券評価差額金232(3%)
損益計算
売上高
営業利益率3.4%
経常利益率3.1%
当期純利益率3.8%
キャッシュフロー
投資額
| 科目 | 前期 | 当期 |
| 減価償却費 | 415 | 351 |
| 固定資産 に対する支出 | 560 | 506 |
株主還元
| 科目 | 前期 | 当期 |
| 自己株式の取得 | – | – |
| 配当金の支払 | 82 | 82 |
株価 個人的な購入価額
1,926.5円(2025.10.24)
時価総額422,446百万円(10/24)
配当利回り(会社予想)3.11%(10/24)
1株配当(会社予想)60.00円(2026/03)
PER(会社予想)(連)71.86倍(10/24)
PBR(実績)(連)0.98倍(10/24)
EPS(会社予想)(連)26.81(2026/03)
BPS(実績)(連)1,960.42
ROE(実績)(連)9.40%
自己資本比率(実績)(連)55.9%
直近5期の平均EPS:37円
進捗:78%(2Q)
需要・顧客構造(+5%):
海外売上比率が9割あり、海外のうち中国・アメリカがそれぞれ2割程度です。

自動車業界のブレは大きそうですが、モバイル市場の規模も大きく、アップルという顧客を有しており、売上規模が大きいのが魅力的です。
競争環境(+5%):
研究開発活動に243億円支出しており、競争力が高そうです。
ビジネスモデルの有望性(+5%):
最近、カーナビよりもスマホの地図の方が優秀であり、スマホをカーナビの所に設置して、常時使っている人が多い気がします。アルプスアルパインはiPhoneの部品も販売しており、今後伸びる車載部品を有している気がします。
株主優待(+%):なし
個人的な好み(+5%):
自己資本比率が高く財務が安定しています。配当政策はDOE3%に設定しており、魅力的です。ただ、カタリストに欠けており、購入には消極的です。
個人的な目標株価
PER37×14倍=518
PBR1,960×0.7倍=1,372
プレミアム945×1.05×1.05×1.05×1.05=1,149
※ブログは個人的な趣味で、株式購入可否は自己判断でお願いします。
以上

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