セブンイレブンの中を観察すると、冷凍ゾーンが広くなっていて、セブン&アイHDの冷凍食品が数多く置かれています。美味しそうなものも多く、夜遅くまで働いてすぐにご飯を食べたいときに活用したいと思いました。
ところで、コロナ禍以降、昼食を外に食べに行かないでコンビニの弁当で済ませる人が多くなった気がします。お米の値段や人件費も大幅に上昇しており、節約したい人が多いのだと思います。コンビニでのランチがさらに進むと感じ、調べました。
中食業界首位。
国内セブン‐イレブン向けが収益柱。
チルド製品に強み。
米国セブン向け強化中四季報
沿革
1964年 東京都千代田区に日東石油を設立、漁船用の燃料油販売および化成品の販売を開始
1966年 東京都渋谷区にサラダ工場を新設、サラダ類の製造販売を開始
1978年 セブン-イレブン・ジャパンと取引開始
1995年 株式上場
2005年 埼玉工場を新設稼働し、イトーヨーカ堂向けの米飯群等の製造ならびに販売を開始
2024年 埼玉県入間市に入間工場を新設
事業内容
米飯群、調理パン群、調理麺群、焼きたてパン群、惣菜群、和菓子などの調理済食品の製造、販売および食品用材料の仕入、加工、販売
このほか、食品関係の配送などの事業を展開
業績
業績 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | 一株益(円) | 一株配(円) |
連21.2 | 194,309 | 3,332 | 3,710 | 682 | 39.0 | 40 |
連22.2 | 192,326 | 4,441 | 5,035 | 3,264 | 187.0 | 50 |
連23.2 | 194,416 | 4,985 | 4,628 | 2,810 | 160.9 | 65 |
連24.2 | 207,009 | 6,380 | 6,824 | 4,273 | 244.7 | 90 |
連25.2 | 222,467 | 4,515 | 4,898 | 2,679 | 153.4 | 90 |
財務諸表 単位:億円(%:資産/売上に対する比率)
資産
現金預金85(7%)
有形固定資産766(63%)
投資有価証券11(1%)
負債
有利子負債342(28%)
純資産
自己資本比率46.9%
配当性向58.7%
利益剰余金366(30%)
損益計算
売上高
営業利益率2.0%
経常利益率2.2%
当期純利益率1.3%
キャッシュフロー
投資額
科目 | 前期 | 当期 |
減価償却費 | 50 | 75 |
固定資産 に対する支出 | 131 | 178 |
株主還元
科目 | 前期 | 当期 |
自己株式の取得 | 0 | 0 |
配当金の支払 | 19 | 16 |
事業譲受による支出27
株価 個人的な購入価額
2,707円(2025.7.31)
時価総額47,713百万円(07/31)
配当利回り(会社予想)3.32%(07/31)
1株配当(会社予想)90.00円(2026/02)
PER(会社予想)(連)12.12倍(07/31)
PBR(実績)(連)0.84倍(07/31)
EPS(会社予想)(連)223.26(2026/02)
BPS(実績)(連)3,236.87
ROE(実績)(連)4.87%
自己資本比率(実績)(連)46.9%
直近5期の平均EPS:157円
進捗:39%
需要・顧客構造(+10%):
セブンイレブン向けの売上比率が75%と高い割合を占めています。コンビニは24時間営業で利便性が高く、生活に浸透しています。コンビニでの販売は、景気に左右されず、一定の需要はありそうです。
競争環境(+5%):
コンビニ業界はドラックストア、長時間営業の食品スーパー業界、ファストフード業界、ファミレスや中食といわれる総菜販売業者等と競争状態にあり、競争環境は厳しそうです。
しかし、わらべや日洋は、全国に食品関連の製造工場を有しており、衛生面での信頼度も高く、安定供給を維持できているなど競争力が高そうです。
ビジネスモデルの有望性(+5%):
節約志向でコンビニのおにぎりを購入する人も多く、食品関連事業の成長性に期待が持てます。

アメリカに食品関連工場を建設中で、200億円近い設備投資を計画しています。わらべや日洋はアメリカ進出を果たしており、食品関連事業の13%をアメリカ向けが占めています。アメリカにもセブンイレブンが多くあり、美味しい食品を提供できれば、一定の利益を稼ぐことができそうです。
株主優待(+%):なし
個人的な好み(▲20%):
自己資本比率が46.7%と安定しており、配当性向を40%に設定しています。
さいたま市と千葉袖ヶ浦市の工場を閉鎖して、製造工場を集約させています。さいたま市の土地は借地権だと思うので、固定資産売却益は発生しなさそうです。
セブンのおにぎりが好きなので親近感があります。ただ、カタリストに欠け、購入には消極的です。
個人的な目標株価
PER157×14倍=2,198
PBR3,236×0.7倍=2,265
プレミアム2,232×1.1×1.05×1.05×0.8=2,165
※ブログは個人的な趣味で、株式購入可否は自己判断でお願いします。
以上
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