最近、「投資を始めたいんだけど、何からやればいい?」と聞かれることが増えました。
私は大学で経済を学び、その後も簿記や証券アナリストの勉強を続け、気づけば投資歴は10年以上。株ブログも長く続けています。そんな私が、もし今ゼロから投資を始めるならどうするか、考えてみました。
結論は、
NISAでeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)か、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を毎月積み立て設定する。そして10年間、存在を忘れる。
たぶんこれが、多くの人にとっても最適解になると思います。
個別株の沼にハマりたい人は、ひかこの渓流釣りとバリュー投資のブログをご覧ください。
勉強しても、投資はそんなに上手くならない
少し身も蓋もない話をします。私はそれなりに勉強してきました。経済学、会計、企業分析、バリュエーション…。決算書を読むのも好きです。でも、「勉強量」と「運用成績」は必ずしも比例しません。
その証拠がうちの妻です。
妻は株にほとんど興味がありません。チャートも見ないし、決算短信なんて開いたこともないはずです。それでも数年前に、
「スシロー好き」
「イオン便利」
「サイゼリヤ安くて助かる」
「商船三井ボーナス高い」
という理由で買った株を、そのまま放置。結果、妻は私より成績が良かったりします。
アメリカでは「最も運用成績が良かったのは、口座の存在を忘れていた人か、亡くなっていた人だった」という有名なジョークがあります。笑い話のようで、かなり本質を突いています。投資で難しいのは、銘柄選びよりも余計なことをしないことなのです。
私も市場平均には勝てていない
私自身、10年以上の平均リターンは年11%程度あります。数字だけ見ると悪くありません。
72の法則で考えると、約6〜7年で資産が2倍になるペースです。…と、ちょっとドヤりたくなるのですが、冷静に見ると同期間のTOPIX(東証株価指数)もかなり好調でした。
つまり、私が特別すごかったというより、「市場全体が強かった」という側面が大きい。必死に企業分析して銘柄を選び、決算を追いかけ、時には胃を痛めながら保有しても、インデックスに届かないことは普通にあります。これが投資の厳しい現実です。
個人投資家の最大の武器は時間があること
機関投資家やプロのファンドマネージャーは、何千万という報酬を得て、膨大な情報と分析環境の中で戦っています。特に最近ではAIも台頭してきており、個人が情報戦で真正面から勝つのはかなり難しい。
でも、個人には時間の武器があります。株価が下がっても、誰かに説明責任を求められず、5年でも10年でも保有し塩漬けすることもできる。
これはプロには意外と難しい。だから初心者ほど、毎月一定額を積み立てる「時間分散」が強いのです。一括投資より精神的にラクですし、暴落時も「安く買える時期」と割り切れます。
なぜオルカンかS&P500なのか
楽天証券やSBI証券のランキング上位にいつもいる定番商品で十分です。
中身は世界の巨大企業。
Microsoft、Apple、Amazon、Alphabet などです。
正直、割高だと感じることもあります。私も昔は「さすがに高すぎる」と思って逆張りしたことがあります。市場に見事にひねり潰されました。でも最近は考えが変わりました。
これらの企業に資金が集まることで、AIやITの進化がさらに加速する。人類はたぶん、この先も技術革新を続けます。投資とは、その未来への参加券みたいなものだと考えています。
それでも私は個別株が好き
ここまでインデックス推しを書いておいて何ですが、それでも私は個別株が大好きです。理由は、やっぱり面白いから。
私の趣味は渓流釣りです。渓流釣りは、海釣りのようにじっと待つのではなく、沢を登り、岩を越え、時に危険な滝を巻きながら、「この先に楽園があるかもしれない」と信じて進みます。
個別株も同じです。誰も注目していない企業を調べ、仮説を立て、信じて投資する。当たれば最高。外れれば勉強代。
インデックス投資が「堤防でのんびりサビキ釣り」だとしたら、個別株は「源流域の沢登り」です。効率は悪いかもしれないけど、たまらなく面白くてわくわくします。
今、私が注目している銘柄
最後に、独断と偏見で、私の最近の注目銘柄を紹介します。
オカムラ食品工業
サーモン養殖。優待のサーモンも魅力的。妻に呆れられるほど保有しています。食べて応援、買って応援。
FOOD & LIFE COMPANIES
スシロー。中国事業が好調。2分割も発表。
トヨタ自動車
全方位戦略を貫く姿勢を評価。株価低迷中ですが、絶賛ナンピン中。たぶん未来の自分が評価してくれる…はず。
グローブライド
ダイワブランド。渓流釣り人として応援せずにいられません。
最後に
投資で一番大事なのは、「続けること」です。
まずは月1万円からでも大丈夫。無理なく余剰資金で始めましょう。購入後はしばらく忘れる。
そして数年後、久しぶりに口座を開いて「おお…」となる。
それがいちばん幸せな投資だと思います。
一方、個別株の長期投資は面白いです。一緒に個別株の沼にハマりたい人は是非、ひかこの渓流釣りとバリュー投資のブログをご覧ください。気になる銘柄あれば調べるので教えてくださいね!





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