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ヨンキュウから株主優待の鰻と東都水産株売却益の還元に期待

企業分析
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ヨンキュウから株主優待の案内が来ました。

自社の養殖場の鰻の蒲焼で、6月8日の週からウェブ受取予約ができます。

3月末決算一番乗りの株主優待なので、かなり嬉しいです。

ヨンキュウは実質無借金経営で、キャッシュ保有比率も高いです。麻生グループにTOBされた東都水産株を大量に有しており、東都水産のスクイーズアウトで多額のキャッシュがさらに入ってきます。業績も好調で魅力的です。

しかし、ヨンキュウは株主還元に消極的で、株主に厳しい企業です。家族3人で1,300株保有し、長期保有するつもりです。短期で売却する気はないので、せめて業績に連動した配当性向50%くらいにしてもらいたいです。

株価・指数

2,152円(2025.5.27)

時価総額26,423百万円(05/27)
配当利回り(会社予想)—(–:–)
1株配当(会社予想)—(2026/03)
PER(会社予想)(連)14.24倍(05/27)
PBR(実績)(連)0.68倍(05/27)

EPS(会社予想)(連)151.11(2026/03)
BPS(実績)(連)3,173.58
ROE(実績)(連)3.72%
自己資本比率(実績)(連)74.2%

愛媛宇和島に本社がある鮮魚販売と飼料販売の2本柱の会社です。主要な販売先は東都水産・築地魚市場で、仕入先はフィードワンという三井物産系の養殖用の飼料も扱う会社です。

自己資本比率74%、資産に占める現金保有比率39%、(現金預金+投資有価証券)フリーキャッシュ比率62%と凄まじく優良な会社です。

一方、配当政策には、配当性向やDOEなどの設定は無く、直近数期間は20円配当(うち3円は特別配当)とかなり渋いです。配当利回りは1%を下回っています。

株主優待

ヨンキュウは鹿児島に西日本養鰻という鰻養殖の会社を有しています。2025年2月に株主優待変更のプレスリリースを行い、従来年1回だった鰻の優待が年2回になりました。ただ、優待取得最低株数が100株から200株に引き上げられました。

優待の鰻はふるさと納税や愛媛の産直サイトで購入できます。

https://a.r10.to/hNbyP2
22_Ehime

試しに、愛媛の産直サイトで購入し味見をしました。

同じく鹿児島の養鰻業者である山田水産との比較ブログも書いたので、参考になれば嬉しいです。

東都水産のTOB

ヨンキュウは東都水産の株を有しています。昨年度の東都水産の大株主の状況を見ると、子会社の海昇と合わせてかなりの株を有しています。

TOB成立によるヨンキュウの業績への影響は、投資有価証券売却益34億円でEPSの押上効果が200円近くあると見ています。

おそらくヨンキュウは24年度のTOBには応募しておらず、東都水産のスクイーズアウトで利益が実現するので、25年度に投資有価証券売却益が計上されると予想しています。しかし、2025年5月27日の2025年度のヨンキュウの業績予想に売却益が織り込まれていないようです。

東都水産2025年5月27日プレスリリース

2025年5月28日10時に臨時株主総会が開催され、株式併合の決議が行われます。3月末までのTOB賛同率が6割超だったので、ほぼ間違いなく可決されると思います。

単元未満株主に対して、払込は9月中頃になりそうですが、さすがに、ヨンキュウの業績予想に投資有価証券売却益を織り込むでしょう。

東都水産2025年5月27日プレスリリース

株主優待の鰻の到着とともに、東都水産のプレスリリースとヨンキュウの業績予想修正に期待が高まっています。

関連ブログ

以上

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