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アークランズ(9842)

企業分析
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かつやのアークランドサービスがアークランズと株式交換され、上場廃止になったのですね。

祖父が80歳を過ぎ、亡くなる前によくかつやのかつ丼が食べたいと言っていました。美味しそうに食べていたおじいちゃんの姿が忘れません。自分もかつやのかつ丼を食べるたびに、おじいちゃんが好きだったなぁ旨い!と涙をこぼれてしまいます。

アークランドサービスを引き継いだアークランズの株価指数をみると割安だと感じました。買い時だと思い、調べてみました

新潟地盤のHC『ムサシ』が中核、20年にLIXILビバ買収で業界5位に。
傘下に外食子会社

四季報

沿革

1970年 利器工匠具を中心とした金物類の卸売りを目的として坂本産業(新潟三条市)を設立

1978年 ホームセンター1号店を新潟市青山に開店

1989年 株式上場

1993年 外食事業部を分社独立するため新たにアークランドサービスを設立

2006年 ジョイフル本田が保有するJOYFUL―2新潟店の営業を譲受

2020年 LIXILビバ(ビバホーム)の株式を公開買付により取得し、LIXILビバの自己株買いにより子会社化(LIXILビバ上場廃止)

2022年 ビバホームを吸収合併

2023年 アークランドサービスを完全子会社化

事業内容

事業の区分事業内容
小売事業「ホームセンタームサシ」、「スーパーセンタームサシ」、「ムサシプロ」、「ニコペット」の経営DIY関連用品、園芸用品、ペット用品、各種資材・素材用品、事務用品、家庭用品等の販売
「スーパービバホーム」、「ビバホーム」の経営
「ジョイフルエーケー」の経営
「アークオアシス」の経営アート&クラフト用品の販売及び各種カルチャー教室の開催
「ヴィシーズ」の経営
「ムサシ食品館」の経営食品、酒類等の販売
卸売事業DIY関連用品・園芸用品等の販売
外食事業とんかつ専門店「かつや」、からあげ専門店「からやま」を主力とした飲食店の経営等
不動産事業不動産の賃貸
その他スポーツクラブ及びフィットネスジムの経営

業績

業績売上高営業利益経常利益当期利益一株益()一株配()
21.2183,55916,01816,9568,725215.135記
22.2371,12020,91923,28116,393404.235
23.2327,20018,91119,1769,663238.340記

セグメント

有価証券報告書

財務諸表(23年2月末)

資産

現金預金238億円(6.6%)
原材料及び貯蔵品539億円(15%)
有形固定資産1,980億円(55%)
のれん188億円(5%)
商標権84億円(2%)
敷金及び保証金235億円(7%)

負債

有利子負債1,618億円(45%)
長期預り保証金142億円(4%)

純資産

自己資本比率29%
配当性向17%
利益剰余金910億円(25%)

損益計算

売上高
営業利益率6.0%
経常利益率6.1%
当期純利益率3.1%

前期固定資産売却益103億円
スーパービバホーム新習志野店の土地及び建物を第三者に譲渡しており、固定資産売却益を計上しています。首都圏の土地時価が上昇しており、首都圏に有する土地は、リースアンドセールバックにより、益出しすることはできそうです

キャッシュフロー

投資額(百万円)

科目前期当期
減価償却費11,93010,843
固定資産 に対する支出41,78219,159

株価 個人的な購入価額

1,562円(2023.10.2)

時価総額101,114百万円(10/02)
配当利回り(会社予想)2.56%(10/02)
1株配当(会社予想)40.00(2024/02)
PER(会社予想)(連)4.84倍(10/02)
PBR(実績)(連)0.58倍(10/02)

EPS(会社予想)(連)323.00(2024/02)
BPS(実績)(連)2,677.66(2023/02)

直近5期の平均EPS:223円

進捗:34%(1Q)

需要・顧客構造(+10%):

2020年にLIXILビバを子会社化しましたが、元々のムサシと比べると、ビバホームがムサシの2倍の売上規模がありました。関東の出店分布が半数を占めたことで、人口減少の影響を受けづらく、底堅い需要があると感じます。ホームセンターという業種は低価格を売りにしています。景気が後退し、個人所得が減少するタイミングでも、節約志向の高まりから、業績悪化は僅かで済みそうです。

決算説明資料23年2月末

外食事業は、コロナ禍でも黒字を維持していたので、景気に左右されず安定した利益を稼げそうです

競争環境(▲20%):

ホームセンターは、カインズ(店舗数228店)、コメリ(1,215店)、DCMホールディングス(669店)、コーナン商事(502店)、ケーヨー(167店)、アークランズ(243店)と業界5位級です。他にジョイフル本田、ロイヤルホームセンターなど競合が多く、激しい出店攻勢により、価格競争が厳しく、市場環境は悪そうです。

ビジネスモデルの有望性(▲5%):

LIXILビバ買収により、自己資本比率が69%から23%に急落しました。ビバホームの買収額が896億円、のれんが219億円発生しているので、買収規模の大きさを感じます。

前期にリース&セールバックで100億円程度の売却益を計上しています。ほかに候補に挙がりそうなのが、スーパービバホーム三郷(埼玉)、スーパービバホーム豊洲です。ただ、規模的には千葉習志野ほどの売却益は期待できなさそうです。

内需依存の業種なので、将来的な先細りに不安を感じます。

株主優待(+15%):

100株で年2回1,000円分の優待券がもらえます。優待利回り1.3%は魅力的です。実家のお父さんに送ったら喜ばれそうです。

個人的な好み(+10%):

LIXILビバ・アークランドサービス買収に伴い、資金が必要だったこと、自己資本比率が低く、財務に厚みを持たせるため、しばらく大幅な株主還元は期待できなさそうです。ただ、過去の業績の推移をみると、2社のシナジー効果で、高水準の業績を維持できる気がします。

なにより、かつやが好きなので、100株欲しいなと思います。

個人的な目標株価

PER223×14倍=3,122
PBR2,678×0.7倍=1,875
プレミアム2,498×1.1×0.8×0.95×1.15×1.1=2,642

※ブログは個人的な趣味で、株式購入可否は自己判断でお願いします。

以上

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