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新光電気工業(6967)

企業分析
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昔、就活していた時に興味を持った会社です。海外比率が高くグローバルに事業展開しているのに、本社は長野県。半導体製造には、良質な水が必要だとしても、長野から海外へ営業に行く場合、結構長丁場になるなぁと感じました。

半導体の中でも業績絶好調。さらなる成長を期待し、調べてみました。

半導体パッケージ大手、主顧客はインテル。
半導体製造装置向け静電チャックも。
富士通系

四季報

沿革

1946年 家庭用電球のリサイクル事業を開始

1953年 ガラス端子の製造・販売開始

1957年 半導体分野への新規事業展開を図るため、富士通の資本参加を得た

1966年 セラミックパーケージの製造・販売開始

1968年 リードフレームの製造・販売開始

1984年 株式上場

1995年 PLP(プラスチック・ラミネート・パッケージ)の製造・販売開始

事業内容

新光電気工業22年3月期(決算説明資料)
新光電気工業22年3月期(決算説明資料)

業績

業績売上高営業利益経常利益当期利益一株益()一株配()
18.3147,1134,8995,7303,66427.125
19.3142,2774,8487,6492,52618.725
20.3148,3323,2274,8132,69019.925
21.3188,05923,32826,50718,018133.430特
22.3271,94971,39475,82052,628389.645

セグメント

有価証券報告書22年3月期

財務諸表

資産

現金預金695億円(21.7%)
有形固定資産1,200億円(38%)

負債

有利子負債300億円(9%)

純資産

自己資本比率63%
配当性向12%
利益剰余金1,565億円(49%)

損益計算

売上高
営業利益率26.3%
経常利益率27.9%
当期純利益率19.4%

キャッシュフロー

投資額(百万円)

科目前期当期
減価償却費17,63430,278
固定資産 に対する支出31,78241,473

株価 個人的な購入価額

3,710円(2023.1.27)

配当利回り(会社予想)1.35%(01/27)
1株配当(会社予想)50.00(2023/03)
PER(会社予想)(連)7.48倍(01/27)
PBR(実績)(連)2.11倍(01/27)

EPS(会社予想)(連)495.94(2023/03)
BPS(実績)(連)1,758.21(2022/03)

直近5期の平均EPS:118円

進捗:57%(2Q)

需要・顧客構造(+20%):

半導体は、5G・自動運転・EV・IoT関連市場など安定した需要が見込まれます。海外売上比率が9割近くあり、内需に依存せず、業績が安定ていそうです。

有価証券報告書22年3月期

競争環境(+10%):

半導体業界は高い技術力と巨額の設備投資が必要であり、競争力が高そうです。しかし、インテル向けが売り上げの半数を占めており、インテルが供給先を複数にする戦略を進めた場合、利幅が大幅に悪化しそうです。

ビジネスモデルの有望性(+10%):

有形固定資産1,000億円に対して、設備投資予定額が非常に大きいです。特に千曲工場他1,400億円の投資は非常に大きいです。今は需要が急拡大し、業績が急拡大していますが、過剰設備投資により、利幅が減少しないか不安があります。

有価証券報告書22年3月期

株主優待(+3%)

新光電気工業の工場が所在する長野県・新潟県の特産品または社会貢献活動への寄付より選択可です。300株以上、継続1年以上保有と、ハードルは高いですが、優待品は魅力的です。

新光電気工業HP
新光電気工業HP

個人的な好み(+20%):

実質無借金経営で、キャッシュ比率も高いのが魅力的です。歴史も長く、技術力も高いので、親近感を持っています。しかし、富士通が5割超を有しており、役員の多くが富士通出身者であり、富士通の負の影響力に懸念しています。

個人的な目標株価

PER118×14倍=1,652
PBR1,758×0.7倍=1,231
プレミアム1,441×1.2×1.1×1.1×1.03×1.2=2,586

※ブログは個人的な趣味で、株式購入可否は自己判断でお願いします。

以上

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