信号大手の一角、民鉄に強い。
四季報
鉄道・道路信号、半導体製造装置用電源装置が3本柱。
下期偏重
沿革
1917年 東京都神田淡路町に創立し、医療用電気機器、電気測定器等の制作販売を開始
1949年 株式上場
2022年 京三システムの生産手続きが完了
2023年 京三エンジニアリングサービスの生産手続きが完了
事業内容
業部門を基礎として、信号システム事業およびパワーエレクトロニクス事業の2つを報告セグメントとしており、信号システム事業は鉄道信号システム、道路交通管制システム等の生産・販売を行っており、パワーエレクトロニクス事業は半導体応用機器等の生産・販売
業績
業績 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | 一株益(円) | 一株配(円) |
連21.3 | 62,218 | 1,214 | 1,664 | -7,921 | -126.3 | 15 |
連22.3 | 72,916 | 2,969 | 3,424 | 11,859 | 189.1 | 18 |
連23.3 | 72,327 | 2,207 | 2,683 | 2,070 | 33.0 | 18 |
セグメント
財務諸表
資産
現金預金57億円(5%)
棚卸資産436億円(38%)
有形固定資産155億円(14%)
投資有価証券140億円(12%)
負債
有利子負債273億円(24%)
純資産
自己資本比率40%
配当性向55%
利益剰余金306億円(27%)
損益計算
売上高
営業利益率17.2%
経常利益率3.7%
当期純利益率2.9%
前期受取保険金128億円
その前の期に116億円程度火災損失関連で特別損失を計上しており、前期と当期、ネットで見ると駅の影響は少ないです。
キャッシュフロー
投資額(百万円)
科目 | 前期 | 当期 |
減価償却費 | 1,932 | 1,917 |
固定資産 に対する支出 | 2,087 | 1,797 |
株価 個人的な購入価額
478円(2023.10.30)
時価総額30,040百万円(10/30)
配当利回り(会社予想)3.77%(10/30)
1株配当(会社予想)18.00(2024/03)
PER(会社予想)(連)8.33倍(10/30)
PBR(実績)(連)0.66倍(10/30)
EPS(会社予想)(連)57.40(2024/03)
BPS(実績)(連)729.61(2023/03)
直近5期の平均EPS:33円
進捗:-(赤字)
需要・顧客構造(+10%):
信号、自動出改札機、ホームドアなど鉄道向けの売上割合が高く、景気に左右されず、安定した業績を維持できそうです。
競争環境(+10%):
日本信号・京三製作所・大同信号の3社が3大信号会社と呼ばれています。道路・鉄道は信頼性が重要であり、参入障壁が高く、競争環境はそこまで厳しくなさそうです。研究開発活動に67億円支出しており、平均年収も767万円であり、企業体質に余裕がある事がうかがえます。
ビジネスモデルの有望性(▲5%):
国内売上比率が75%で、アジアを中心に海外比率が25%程度あります。内需依存で、人口減少により、需要の少ない路線が廃止されると、市場規模が縮小しそうです。
株主優待(+%):なし
個人的な好み(▲30%):
自己資本比率が4割台ですが、日本信号と比べると物足りなさを感じます。株価上昇のカタリストが少なく、積極的には購入する気にはなれません。
個人的な目標株価
PER33×14倍=462
PBR730×0.7倍=511
プレミアム487×1.1×1.1×0.95×0.7=391
※ブログは個人的な趣味で、株式購入可否は自己判断でお願いします。
以上
コメント