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コーナン商事(7516)

企業分析
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ホームセンター各社が店舗数を増やし続けており、オーバーストアが加速している気がします。競争が激化により、利幅が縮小し、業績が悪化しないでしょうか?

コロナ特需で市場規模が拡大していましたが、コロナ後も市場が継続して拡大しているような気がしません。ネット通販との競争も脅威になると感じます。アークランズの購入材料として、コーナン商事を調べました。

ホームセンター(HC)大手。
大阪発祥で近畿圏にドミナント展開。
M&Aで首都圏へ本格進出

四季報

沿革

1978年 石油製品小売業である港南株式会社が経営の多角化を目指し、総合住生活産業に進出するため、堺市に日曜大工用品の小売業を主要業務とするコーナン商事を設立

1982年 フランチャイズ店として、大阪府八尾市にホームセンターリックスを経営する会社を買収

1996年 株式上場

2016年 ベトナムに子会社設立

2017年 ビーバートザン(神奈川県)の全株式を取得し連結子会社化

2018年 ホームインプルーブメントひろせ(大分県)と資本業務提携契約を締結

2019年 建デポ(東京都)の全株式を取得し連結子会社化

事業内容

コーナン決算説明資料23年2月期

業績

業績売上高営業利益経常利益当期利益一株益()一株配()
21.2442,07030,91929,77418,649561.361
22.2441,22225,78824,20615,590489.370
23.2439,02422,01920,73213,235431.190

財務諸表

資産

現金預金92億円(2%)
商品及び製品1,089億円(26%)
有形固定資産1,894億円(45%)
のれん141億円(3%)
差入保証金485億円(12%)

負債

有利子負債1,588億円(38%)

純資産

自己資本比率36%
配当性向21%
利益剰余金1,297億円(31%)

損益計算

売上高
営業利益率5.2%
経常利益率4.9%
当期純利益率3.1%

キャッシュフロー

投資額(百万円)

科目前期当期
減価償却費12,98213,378
固定資産 に対する支出11,08715,618

株価 個人的な購入価額

3,825円(2023.10.7)

時価総額132,659百万円(10/06)
配当利回り(会社予想)2.48%(10/06)
1株配当(会社予想)95.00(2024/02)
PER(会社予想)(連)8.63倍(10/06)
PBR(実績)(連)0.75倍(10/06)
EPS(会社予想)(連)443.46(2024/02)
BPS(実績)(連)5,071.59(2023/02)

直近5期の平均EPS:428円

進捗:42%(1Q)

需要・顧客構造(+10%):

ホームセンターという業種は低価格を売りにしています。景気が後退し、個人所得が減少するタイミングでも、節約志向の高まりから、業績悪化は僅かで済みそうです。

競争環境(▲10%):

ホームセンターは、カインズ(店舗数234店)、コメリ(1,215店)、DCMホールディングス(675店)、コーナン商事(539店)、ケーヨー(164店)、アークランズ(144店)と多くの企業が参入しています。他にジョイフル本田、ロイヤルホームセンターなど競合が多く、激しい出店攻勢により、価格競争が厳しく、市場環境は悪そうです。

一方、コーナンはプライベート商品の開発に積極的で、自社のみならず、関西スーパーなど外部の企業にも販売しており、販売数量増によるコストメリットを追求できそうです。

ビジネスモデルの有望性(▲10%)

新規出店攻勢を進めており、過剰出店による利幅の縮小を懸念しています。

株主優待(+10%)

100株毎に1,000円分の優待券がもらえます。300株以上で長期優待もあります。近くにコーナンがあるので、使用機会が多く魅力的です。

個人的な好み(▲15%):

コーナンが身近にあるので、親近感もあり、好きです。ホームセンターの積極出店の姿勢が好きではありません。自己資本比率も低く、積極的に購入したいとは思いません。

個人的な目標株価

PER428×14倍=5,992
PBR5,072×0.7倍=3,550
プレミアム4,771×1.1×0.9×0.9×1.1×0.85=3,975

※ブログは個人的な趣味で、株式購入可否は自己判断でお願いします。

以上

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