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戸建てのヒノキヤグループ(1413)

企業分析
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ヤマダHDの株価が低迷しています。年初来最安値を更新しており、せっせとナンピンしています。近くにヤマダデンキがあり、株主優待もあるので、塩漬け株になっても平気だと思っています。がしかし、やはり損が膨らんでいくのは精神衛生上良くありません。

ヒノキヤはヤマダ傘下の注文住宅メーカーです。戸建てはコロナ禍で追い風となっており、今後の成長も期待できます。ヤマダグループの販売チャネルを利用することもプラスに働く気がし、調べてみました。

規格型注文住宅「桧家住宅」が中核。
省エネ性能に強み。
ヤマダHD傘下で成長継続を図る

四季報

沿革

1988年 埼玉県久喜市に設立

1996年 東栄ハウジングの全株式を取得

2007年 株式上場

2008年 石塚建設工業及び住宅建設の全株式を取得

2009年 日本アクア(東証上場)の発行済み株式の過半数を取得

2015年 リクシル他5社との共同出資によりHOUSALLを設立

2019年 ベトナムに合弁会社を設立

2020年 ヤマダHDによる当社へのTOBが成立、同社の連結子会社化

事業内容

決算説明会資料

業績

業績売上高営業 利益経常 利益当期 利益一株益 ()一株配 ()
18.12110,2594,4034,3862,303183.190
19.12117,6876,2696,2312,360187.490
20.12114,3656,6296,5523,800301.190

直近5期の売上高は930-1,150億円であり、増加傾向です。赤字期はなく、利益も安定しています。

セグメント(20年12月期)千円

財務諸表

資産

現金預金183億円(25%)
販売用不動産181億円(25%)
有形固定資産120億円(16%)
のれん5億円(1%)
投資不動産14億円(2%)

負債

有利子負債186億円(25%)

純資産

自己資本比率29%
配当性向30%
利益剰余金229億円(31%)

損益計算

売上高
営業利益率5.8%
経常利益率5.7%
当期純利益率3.3%

キャッシュフロー

投資額(百万円)

科目前期当期
減価償却費1,2881,189
固定資産 に対する支出1,6881,649

前期投資不動産の取得による支出14億円

株価 個人的な購入価額

2,216円(2021.12.22)

配当利回り(会社予想)4.51%(15:00)
1株配当(会社予想)100.00(2021/12)
PER(会社予想)(連)8.07倍(15:00)
PBR(実績)(連)1.31倍(15:00)
EPS(会社予想)(連)274.64(2021/12)
BPS(実績)(連)1,686.11(2020/12)

直近5期の平均EPS:235円

進捗:28%(3Q)

需要・顧客構造(▲5%):

戸建住宅市場は内需に依存しており、人口減少やコンパクトシティの進展により、中長期的には市場が縮小する気がします。

競争環境(+10%):

ヒノキヤグループが有する空調システム「Z空調」は非常にエネルギー効率が高く、競争力が高そうです。また、子会社の日本アクアは、断熱工事で高い技術とノウハウを有しており、競争力が高そうです。

ビジネスモデルの有望性(+10%):

コロナ禍でリモートワークが普及し、ステイホームにより自宅で過ごす時間が増えています。マンションと比較してワークスペースやプライベート空間を確保しやすい戸建住宅への関心が高まっており、政府による各種施策の効果もあるので、戸建住宅の成長に期待が持てます。

一方、ウッドショックに代表されるように住宅建材価格が上昇しており、住宅価格高騰により需要が消失しないか気になります。

株主優待(+%):なし

個人的な好み(▲30%):

住宅事業、断熱材事業、リフォーム事業は、相乗効果がありますが、不動産投資事業は本業との一貫性がなく、疑問を感じます。本業に集中せい!と言いたくなります。

自己資本比率も3割台と低く、平均年間給与も411万円と業界の中では低いのが気になります。

個人的な目標株価

PER235×14倍=3,290
PBR1,686×0.7倍=1,180
プレミアム2,235×0.95×1.1×1.1×0.7=1,798

以上

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