2024年5月。日本百名山で名峰である岩木山から流れ出る渓谷で渓流釣りをしました。雪解け水で増水する中、たくさんの岩魚が出てきてくれました。青森空港を利用する飛行機の窓からは岩木山が見えます。岩木山を源流とする渓谷には、渓流魚の代名詞であるイワナがいることを知って、楽しんでもらえたら嬉しいです。
岩木山
標高1,625mでリンゴで有名な弘前市の西側にある山です。青森で最も標高が高く、火山起因の山です。
5月のGWに行ったときは、岩木山が綺麗に見えました。富士山のような山で津軽富士ともいわれています。入渓した渓谷は日本海に面した鰺ヶ沢町に流れ着く中村川という川です。
ネットによると青森県の鰺ヶ沢の中村川は、中村川振興漁協が管轄しているようです。釣具店に遊漁券を買いにいきましたが、漁協が解散してしまい、遊漁券を販売していないとのこと。漁協は魚の放流、入渓口の整備など安全に渓流釣りができる手助けをしてくれるので、残念です。
雪解け水の渓谷
5月の青森の山の上には雪がたくさん残っており、雪解け水で渓谷は増水しています。水量が多くて、登りづらく、ポイントも見極めづらいです。何より、水温が冷たくて、越水して、魚を掴むと体温が下がって、釣りどころではありません。
それでも、イワナが出てきてくれました。流れの早い所でも積極的にエサを追いかけているようです。冬眠から覚めたばかりで、痩せ型が多かったです。サイズは20センチ超の良型なのですが、引きはイマイチです。木には釣糸が引っかかっており、入渓者が多い渓谷だと感じました。
上流も良い渓谷
岩木山は火山起因の山で、大昔は、噴火しており、火山灰の蓄積も多いようです。
火山灰の堆積は平地で顕著であり、青森田舎館村には弥生時代の垂柳遺跡が残っています。なぜ、千年以上前の遺跡の痕跡があるのかというと、洪水により、降り積もった火山灰が遺跡を覆ってしまい保存状況が良かったそうです。
この渓谷も岩木山は火山で火山灰質の地質なのか、石がツルツル滑りました。岩木山の中腹には農場があり、土砂が流出しているのかもしれません。フェルトの靴でも太刀打ちできませんでした。
良い渓谷で魚影が濃くなってきましたが、渓谷はとにかく寒い。前日から鰺ヶ沢温泉に泊まっていました。
この温泉は、古代海水の源泉かけ流しで、非常に湯の質が良いです。塩分質なので、入ると長いこと温かさが持続します。早く帰って、朝食前に温泉に入りたい!!帰ろうと迷っていた時、、、
良いサイズのイワナが出てきてくれました。
サイズも大きく、イワナの斑点1つ1つが大きいです。お腹側の斑点がオレンジがかっている所も何とも言えず、美しいです。ヒレの先は白いラインがあるのも良いです。このサイズが釣れればもう満足。
水軍の宿の朝食前に、温泉に入るべく、急いで帰りました。ホント良い川でした。まだ5月なので、リリースしたイワナ達がこれから大きくなり、尺越えとなり、再び会えることを楽しみしています。
ところで鰺ヶ沢の安東水軍という日本酒が美味しかったです。水軍の宿はインクルーシブで自由にお酒が飲めるので、行った人は是非ご賞味あれ
青森の人々にとっての岩木山
弘前市を観光すると、一番景色の良い所には必ず岩木山があります。
弘前城の城郭からも綺麗に岩木山が見えました。りんご公園の眺めの良い所にも岩木山が見えました。飛行機でも岩木山が見えて、青森を代表する山なのだと感じました。いつか登りたい気持ちが強くなりました。
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