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三菱HCキャピタル(8593)

企業分析
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10数年前、就活の時に三菱UFJリースの説明会に行ったことがあります。丸の内の一等地に本社があり、立派な会社だなという記憶があります。

日立キャピタルと合併し、社名も変わりました。配当利回りと成長性があり、株式業界の記事・ブログでは度々紹介されています。自分が購入するのは手遅れだと感じ、購入に消極的ですが、リース業界分析に調べました。

三菱UFJグループ。
日立キャピタルと21年4月統合。
リース首位級。
M&Aで海外展開加速

四季報

沿革

・旧 日立キャピタル

1957年 設立

1976年 株式上場

・旧 三菱UFJリース

1971年 三菱グループ11社、日本生命保険、第一生命保険と米国チェース・マンハッタン銀行等を株主として設立

1985年 株式上場

2021年 三菱UFJリースが日立キャピタルと合併し、三菱HCキャピタルに変更、CAI internationalの全株式を取得し、連結子会社化

事業内容

有価証券報告書25年3月期

業績

業績売上高営業利益経常利益当期利益一株益()一株配()
21.3894,34262,41465,00255,33062.125.5
22.31,765,559114,092117,23999,40169.228
23.31,896,231138,727146,076116,24181.033
24.31,950,583146,176151,633123,84286.337
25.32,090,808187,126193,594135,16594.240

セグメント

有価証券報告書25年3月期

財務諸表 単位:億円(%:資産/売上に対する比率)

資産

現金預金3,134(3%)
リース債権及びリース投資資産3兆1,359億円(27%)
営業貸付金1兆9,224億円(16%)
賃貸資産4兆4,256億円(38%)
のれん987(1%)

投資有価証券5,502(5%)
政策保有株式はイオン・東京応化工業など200億円にも満たないので、上場会社以外の株式保有が多いようです。

負債

有利子負債8兆8545億円(75%)

純資産

自己資本比率15.2%
配当性向42.5%
利益剰余金8,543(7%)

損益計算

売上高
営業利益率8.9%
経常利益率9.3%
当期純利益率6.5%

キャッシュフロー

株主還元

科目前期当期
自己株式の取得00
配当金の支払517561

株価 個人的な購入価額

1,295.5円(2025.12.19)

時価総額1,900,385百万円(12/19)
配当利回り(会社予想)3.47%(12/19)
1株配当(会社予想)45.00円(2026/03)
PER(会社予想)(連)11.62倍(12/19)
PBR(実績)(連)1.02倍(12/19)

EPS(会社予想)(連)111.45(2026/03)
BPS(実績)(連)1,275.42
ROE(実績)(連)7.78%

直近5期の平均EPS:79円

進捗:56%(2Q)

需要・顧客構造(+10%):

国内売上比率は54%であり、売上の半分は海外です。

有価証券報告書25年3月期

海外・航空・ロジスティックスなど幅広い領域で事業を展開しており、顧客基盤は盤石だと思います。ただ、世界経済の減速による業績悪化の影響を大きく受けそうです。

競争環境(+5%):

リースはオリックス、三菱HCキャピタル、三井住友ファイナンス&リース、東京センチュリー、芙蓉総合リース、みずほリース、JA三井リース、NTT・TCリース、NECキャピタルソリューションなど多くの会社がいます。

競争環境は厳しそうですが、他のリース会社と違い、航空・ロジスティックスの規模が大きく競争力は高そうです。

ビジネスモデルの有望性(+10%):

ポートフォリオの入れ替えを上手に行っている気がします。

三菱HCキャピタル決算説明資料25年3月期

得意分野に集中することで、さらなる成長に期待が持てます。

株主優待(+%):なし

個人的な好み(+5%):

三菱HCキャピタルを毛嫌いしていましたが、調べてみると事業ポートフォリオや成長シナリオもあり、魅力を感じました。多くの人が薦めるだけあって良い会社だと思いました。余力があれば100株買ってみようと思います。

個人的な目標株価

PER79×14倍=1,106
PBR1,275×0.7倍=893
プレミアム999×1.1×1.05×1.1×1.05=1,333

※ブログは個人的な趣味で、株式購入可否は自己判断でお願いします。

以上

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