フジという会社名がイオンっぽくありませんが、イオンが51%出資しており、売上高も1兆円近くあります。再編途上で変化もあると思い、調べました。
中四国最大手スーパー。
イオン系。
24年3月フジ・リテイリング、マックスバリュ西日本と合併四季報
沿革
1967年 チェーンストアの展開を目的として松山市湊町に設立
1987年 株式上場
2018年 イオンと資本業務提携契約を締結
2021年 マックスバリュ西日本との経営統合に関する基本合意書の締結
事業内容
総合小売業を中心に生活提案型の事業活動を展開
業績
業績 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | 一株益(円) | 一株配(円) |
連21.2 | 315,383 | 5,980 | 8,012 | 4,179 | 109.5 | 20 |
連22.2 | 320,867 | 7,375 | 9,945 | 3,937 | 103.2 | 25 |
連23.2 | 784,967 | 11,320 | 13,359 | 9,033 | 104.2 | 30 |
連24.2 | 801,022 | 15,110 | 17,374 | 7,436 | 85.8 | 30 |
連25.2 | 808,928 | 12,953 | 14,315 | 3,818 | 44.1 | 30 |
財務諸表 単位:億円(%:資産/売上に対する比率)
資産
現金預金263(6%)
有形固定資産2,432(59%)
のれん229(6%)
投資有価証券245(6%)
負債
有利子負債698(17%)
長期預り保証金130(3%)
純資産
自己資本比率52.9%
配当性向68.1%
利益剰余金474(12%)
損益計算
売上高
営業利益率1.7%
経常利益率1.8%
当期純利益率0.5%
キャッシュフロー
投資額
科目 | 前期 | 当期 |
減価償却費 | 168 | 156 |
固定資産 に対する支出 | 159 | 168 |
株主還元
科目 | 前期 | 当期 |
自己株式の取得 | 0 | 0 |
配当金の支払 | 26 | 26 |
株価 個人的な購入価額
2,004円(2025.7.18)
時価総額174,061百万円(15:30)
配当利回り(会社予想)1.50%(15:30)
1株配当(会社予想)30.00円(2026/02)
PER(会社予想)(連)31.57倍(15:30)
PBR(実績)(連)0.80倍(15:30)
EPS(会社予想)(連)63.48(2026/02)
BPS(実績)(連)2,506.09
ROE(実績)(連)1.76%
直近5期の平均EPS:89円
進捗:21%(1Q)
需要・顧客構造(+10%):
食料品がメインであり、景気の影響を受けづらく、一定の業績を維持できそうです。
競争環境(▲10%):
スーパーはイオン・イトーヨーカ堂・トライアル(西友含む)・バローHD・ライフ・ヤオコー・マミーマート・ベルク・マミーマート・オーケー・業務スーパーなど大手や中小を含めて多くの企業が展開しています。
ビジネスモデルの有望性(▲10%):
中国地方をメインとしており、人口減少による将来的な需要の先細りが気になります。
株主優待(+25%):
持株数に応じて、株主優待券がもらえます。100株で優待券6,000円分もしくは地域特産品3,000円分もらえるのは魅力的です。

優待券はイオングループの店舗でも利用できるので、使い勝手が良いです。
個人的な好み(+10%):
自己資本比率が53%と安定しています。イオンが51%の株を有しています。再編歴が浅いからか政策保有株式のイオン系列の株式保有が目立ちます。徐々に子会社間の持合は解消させるのだと思います。
株式会社フジと他のイオングループ(イオンリテール・ダイエー・光洋)との出店地域の線引きが気になります。フジは兵庫も管轄しており、神戸に店舗を有しています。大阪はイオンリテールの店舗が多いので、兵庫地域もイオンリテールに売却して、グループ全体で効率化を目指した方が良いと思います。
個人的な目標株価
PER89×14倍=1,246
PBR2,506×0.7倍=1,754
プレミアム1,500×1.1×0.9×0.9×1.25×1.1=1,838
※ブログは個人的な趣味で、株式購入可否は自己判断でお願いします。
以上
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