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沖縄電力(9511)

企業分析
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沖縄は日本の都道府県の特殊出生率ランキングが1位です。島で居住できる土地が少ないですが、普天間基地移転など新たな土地の創出の期待もあり、人口増加や観光客の増加など電力需要の伸びに期待が持てるので調べました。

沖縄本島と周辺37島に電力供給、民生用が約8割。

石炭と石油火力が主体だがLNG火力を拡大

四季報

沿革

1972年 政府及び沖縄県の出資による特殊法人として設立

1992年 株式上場

2002年 金武火力発電所1号機営業運転開始

2012年 吉の浦火力発電所営業運転開始

2024年 牧港ガスエンジン発電所(出力45,000kW)営業運転開始

事業内容

電気事業の補完・支援又は経営資源の有効利用等を目的とした、建設業とその他の事業

業績

業績売上高営業利益経常利益当期利益一株益()一株配()
21.3190,52012,61911,3358,341153.360
22.3176,2322,8102,7171,95936.160
23.3223,517-48,406-48,799-45,457-837.00
24.3236,3943,4812,5682,39144.010
25.3236,5407,3225,6654,32279.620

財務諸表 単位:億円(%:資産/売上に対する比率)

資産

電気事業固定資産3,260(65%)
汽力発電設備832(17%)、内燃力発電設備(7%)

固定資産仮勘定279(6%)

現金預金187(4%)

負債

有利子負債3,119(62%)

純資産

自己資本比率24.3%
配当性向25.1%
利益剰余金1,060(21%)

損益計算

売上高
営業利益率3.1%
当期純利益率1.9%

キャッシュフロー

投資額

科目前期当期
減価償却費216235
固定資産 に対する支出334411

株主還元

科目前期当期
自己株式の取得00
配当金の支払38

株価 個人的な購入価額

929円(2025.7.9)

時価総額52,886百万円(15:30)
配当利回り(会社予想)3.23%(15:30)
1株配当(会社予想)30.00円(2026/03)
PER(会社予想)(連)8.85倍(15:30)
PBR(実績)(連)0.42倍(15:30)

EPS(会社予想)(連)104.95(2026/03)
BPS(実績)(連)2,234.49
ROE(実績)(連)3.63%
自己資本比率(実績)(連)24.3%

直近5期の平均EPS:▲104円
23年3月期にROE▲33.4%という凄まじい赤字を計上しており、5期に平均してもマイナスです。

需要・顧客構造(▲20%):

電力販売価格には規制があり、燃料の実勢価格と燃料調整単価の販売価格への反映までにタイムラグがあります。また、巨額の固定資産を有しており、経済活動が停滞すると固定費負担が増大します。中長期的には販売価格に反映できるとしても、短期的な業績変動は大きそうです。

沖縄にはメーカーが少なく、沖縄電力の販売先は一般消費者なので、基本電力量の値上げなどのハードルは高そうです。

発電構成は以下の通りです。

沖縄電力決算説明資料25年3月期

競争環境(+10%):

電力事業は地域独占であり、競争環境は厳しくなさそうです。

ビジネスモデルの有望性(+5%):

沖縄県は他の都道府県よりも人口減少が緩やかであり、安定した需要環境が維持されそうです。

株主優待(+%):なし

個人的な好み(▲15%):

自己資本比率が低く、財務に物足りなさを感じます。また、電力株は銀行金利のように安定した配当が得られる一方、株価の変動が少なく物足りなさを感じます。

個人的な目標株価

PER-
PBR2,234×0.7倍=1,564
プレミアム782×0.8×1.1×1.05×0.85=614

※ブログは個人的な趣味で、株式購入可否は自己判断でお願いします。

以上

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