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駐車場のパラカ(4809)

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最近駐車場ビジネスに興味を持っています。コロナ禍から人流も戻り、駐車場需要が増していると思い、調べてみました。

時間貸し駐車場運営・管理。
土地賃借型を中心に自社保有型も展開。
伊藤忠商事と資本業務提携

四季報

沿革

1997年 東京都新宿区大久保に駐車場の運営及び管理業務、駐車場装置の販売業務を目的として設立、東京都文京区にて24時間無人時間貸駐車場の運営を開始

2004年 株式上場

2005年 岩手県盛岡市にて、自走式立体駐車場を竣工し、証券化駐車場として運営を開始

2015年 静岡県伊豆市・茨城県水戸市にて太陽光発電を開始

事業内容

(1)賃借駐車場

土地オーナーに賃借料を支払い、当社で駐車場設備を設置し、運営管理。時間貸駐車料金(一部月極を含む)が売上高、そこから賃借料(月額)、駐車機器のリース料(精算機・ロック板・看板等)、減価償却費、運営管理費(機器メンテナンス料・集金費・清掃費・光熱費等)を差し引いたものが、個別の駐車場の売上総利益となる。

(2)保有駐車場

用地を取得することから、土地所有者都合による解約は発生せず、賃借料も発生しない。時間貸駐車料金(一部月極を含む)が売上高になり、そこから固定資産税・都市計画税、駐車機器のリース料、減価償却費、運営管理費を差し引いたものが、個別の駐車場の売上総利益となる。

業績

業績売上高営業利益経常利益当期利益一株益()一株配()
19.914,0852,2722,0762,381241.552
20.912,4711,3931,18574875.555
21.911,7611,7861,57597798.255
22.912,9742,2532,0391,395139.762
23.914,7742,9342,7121,818181.964

財務諸表 単位:億円(%:資産/売上に対する比率)

資産

現金預金37(9%)
有形固定資産346(87%)

負債

有利子負債197(49%)

純資産

自己資本比率45%
配当性向35%
利益剰余金143(36%)

損益計算

売上高
営業利益率19.9%
経常利益率18.4%
当期純利益率12.3%

キャッシュフロー

投資額

科目前期当期
減価償却費65
固定資産 に対する支出2825

償却費は少ないものの、固定資産に対する支出が大きく、営業CF分を投資CFの固定資産に対する支出に投じているようです。

株主還元

科目前期当期
自己株式の取得  
配当金の支払66

株価 個人的な購入価額

2,060円(2024.6.21)

時価総額21,336百万円(06/21)
配当利回り(会社予想)3.11%(06/21)
1株配当(会社予想)64.00(2024/09)
PER(会社予想)(単)11.15倍(06/21)
PBR(実績)(単)1.13倍(06/21)

EPS(会社予想)(単)184.72(2024/09)
BPS(実績)(単)1,824.75(2024/09)
ROE(実績)(単)10.41%(2023/09)
自己資本比率(実績)(単)45.4%(2023/09)

直近5期の平均EPS:147円

進捗:46%(2Q)

需要・顧客構造(▲10%):

利益のうち、賃借駐車場と保有駐車場が半分ずつです。不採算の賃貸駐車場は解約できるとはいえ、3年程度の契約であり、景気が悪化し、車での移動が減少すると景気が大きく悪化しそうです。

競争環境(▲5%):

自己資金で駐車場土地を有しているので、競争力は高そうですが、駐車場は、パーク24、日本駐車場開発など大手、中小事業者も含め競争環境は厳しそうです。

ビジネスモデルの有望性(+10%):

ストックビジネスであり、運営件数も伸ばしており、成長性に期待が持てます。

株主優待(+%):なし

個人的な好み(▲30%):

自社で駐車場用地を有している割には、自己資本比率が高く財務が安定していると思います。伊藤忠商事が議決権比率の2割を有していますが、内藤氏が実質的には大株主であり、創業者の2代目が代表取締役になっています。昨年度の代表取締役の報酬が131百万円と1億円オーバーとなっています。少しもらいすぎでは?という気がしています。

再編の可能性も低く、株価上昇の誘因(カタリスト)に乏しく、積極的に購入したくありません。

個人的な目標株価

PER147×14倍= 2,058
PBR1,825×0.7倍=1,278
プレミアム1,668×0.9×0.95×1.1×0.7=1,098

※ブログは個人的な趣味で、株式購入可否は自己判断でお願いします。

以上

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