ヤマダHDの株価が年初来最安値を更新しています。MSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)指数からヤマダHDが除外されたようです。有名な指数で、年金などの大型資金に組み入れられている指数なので、資金の流出度合が大きそうです。
底だと思い、ヤマダHDを買い増しました!!結果、700株まで積み上がりました。含み損は膨らんで苦しい、ですが安く買えて、優待もあり、PER・PBRも非常に安いので買い増ししたいです。そこで、ヤマダHDのグループ会社を調べてみました。
日本企業は「資金を投資に回さず、成長機会逃した」…日本株離れする海外マネー
讀賣新聞オンライン
家電量販首位。
四季報
家電販売から住宅・リフォーム、家具に進出。
住宅はM&Aで業界上位の一角に
沿革
2004年 硬質ウレタンフォームの現場吹付発泡による住宅用断熱材の施工、販売を目的として名古屋市に設立
2009年 ヒノキヤグループの連結子会社となる
2013年 株式上場
2019年 不燃性断熱材アクアモエンを販売開始
2020年 ヤマダHDによるヒノキヤグループへのTOBが実施され、ヤマダHDの連結子会社化
事業内容
建設業法による建設工事業種区分で熱絶縁工事業に属し、断熱材(建築物断熱用吹付け硬質ウレタンフォーム(注))の開発・販売・施工を主な事業
- 戸建住宅向け断熱材の施工販売
- 建築物向け(マンション・病院・学校・オフィス・冷凍倉庫等)
業績
業績 | 売上高 | 営業 利益 | 経常 利益 | 当期 利益 | 一株益 (円) | 一株配 (円) |
単18.12 | 19,417 | 766 | 764 | 489 | 15.2 | 10記 |
単19.12 | 21,366 | 1,909 | 1,909 | 1,275 | 39.5 | 17 |
単20.12 | 21,872 | 1,896 | 1,911 | 1,342 | 41.6 | 20 |
直近5期の売上高は150-220億円と毎年増加しています。赤字期はなく、利益が安定し、利益率も高いです。
財務諸表
資産
現金預金17億円(10%)
有形固定資産41億円(26%)
負債
有利子負債25億円(15%)
純資産
自己資本比率47.7%
配当性向46%
利益剰余金51億円(32%)
損益計算
売上高
営業利益率8.7%
経常利益率8.7%
当期純利益率6.1%
キャッシュフロー
投資額(百万円)
科目 | 前期 | 当期 |
減価償却費 | 165 | 186 |
固定資産 に対する支出 | 770 | 686 |
株価 個人的な購入価額
配当利回り(会社予想)2.93%(12/17)
1株配当(会社予想)20.00(2021/12)
PER(会社予想)(単)23.29倍(12/17)
PBR(実績)(単)2.92倍(12/17)
EPS(会社予想)(単)29.28(2021/12)
BPS(実績)(単)233.67(—-/–)
直近5期の平均EPS:30.3円
進捗:48-58%(3Q)
需要・顧客構造(▲20%):
断熱工事に対する需要は、新規住宅着工件数の影響を受け、景気悪化により業績が大きく悪化しそうです。また、内需に依存しており、人口減の影響を大きく受けそうです。
競争環境(+20%):
研究開発活動を行っておらず、製造拠点も有しておりません。また、開発拠点のテクニカルセンターの帳簿価額が56百万円、従業員数6人と営業拠点工務設備と比べると、小さい気がします。製品力・施工技術力はそこまで高くないと感じました。
一方、断熱材施工販売について、国内全域を受注可能とする23営業所の全国ネットワークを有し、認定施工店と自社施工部門を組み合わせて、受注を取ることができるので、競争力が高そうです。
ビジネスモデルの有望性(+20%):
環境意識の高まりにより、断熱性の高い家に対する需要が高まることが期待できます。また、リフォームも扱っており、既存の戸建ての断熱工事需要が高まり、成長が期待できます。
株主優待(+%):なし
個人的な好み(+20%):
私の実家が木造住宅であり、グラスウールを断熱材としていますが、とにかく寒いです。エアコン・ストーブを消すとすぐに寒くなります。着工の時に日本アクアの取り扱っている発泡断熱を使っていれば、もう少し、冬も快適に過ごせたと感じました。
個人的な目標株価
PER30×14倍=420
PBR233×0.7倍=163
プレミアム292×0.8×1.2×1.2×1.2=403
以上
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