生まれ育った実家が木造住宅でした。大人になりマンションに住むようになり、マンションの断熱性と快適性を知りました。マンションは流動性が高く、中古市場での値下がり率も低く、少し前の新築マンションならば値上がり益さえ期待できます。
戸建とマンションを比べたら、マンション一択でしょ!と私はマンション至上主義者です。しかし、こどもが大きくなるにつれ、戸建の広い家で、こどもの思い出のものも気兼ねなく置けて、こども部屋と大人部屋を持てるのも良いなと思います。マンションは㎡単価が高く、思い出深いものを残す場所的な余裕がありません。ゴルフセットも、子供用品の置き場ねん出のため売却しました。
戸建はリセールバリューが低いですが、市場価値を考えずに住宅費に資金を投じられる余裕は「豊かさ」なのではないかと思いつつもあります。
近くにフジ住宅の戸建が販売されており、気になったので調べました。
大阪地盤の住宅最大手。
注文住宅と分譲マンションが柱。
入居者付き中古住宅再販でも断トツ
沿革
1974年 不動産販売業を目的として、大阪府岸和田市に設立
1975年 戸建住宅販売事業を開始
1986年 分譲マンション販売事業を開始
1988年 事業用マンション「シャルマンフジ一棟売」シリーズの販売を開始
1990年 株式上場
2020年 雄健建設を株式取得により子会社化
事業内容
「分譲住宅事業」、「住宅流通事業」、「土地有効活用事業」、「賃貸及び管理事業」、「建設関連事業」
業績
業績 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 | 一株益(円) | 一株配(円) |
連21.3 | 121,541 | 3,986 | 3,558 | 2,358 | 66.0 | 27 |
連22.3 | 118,698 | 5,871 | 5,627 | 3,869 | 107.7 | 27 |
連23.3 | 114,473 | 6,091 | 5,744 | 3,817 | 106.7 | 27 |
連24.3 | 120,388 | 7,264 | 6,643 | 4,559 | 126.7 | 30特 |
連25.3 | 123,927 | 7,894 | 6,987 | 4,764 | 131.6 | 32 |
セグメント

財務諸表 単位:億円(%:資産/売上に対する比率)
資産
現金預金216(12%)
販売用不動産283(15%)
仕掛販売用不動産291(16%)
開発用不動産365(20%)
有形固定資産583(32%)
負債
有利子負債1,088(59%)
純資産
自己資本比率29.8%
配当性向24.3%
利益剰余金444(24%)
損益計算
売上高
営業利益率6.4%
経常利益率5.6%
当期純利益率3.8%
キャッシュフロー
投資額
科目 | 前期 | 当期 |
減価償却費 | 13 | 14 |
固定資産 に対する支出 | 82 | 163 |
株主還元
科目 | 前期 | 当期 |
自己株式の取得 | 0 | 3 |
配当金の支払 | 10 | 11 |
株価 個人的な購入価額
753円(2025.8.14)
時価総額27,748百万円(09:00)
配当利回り(会社予想)4.25%(09:00)
1株配当(会社予想)32.00円(2026/03)
PER(会社予想)(連)7.35倍(09:00)
PBR(実績)(連)0.49倍(09:00)
EPS(会社予想)(連)102.51(2026/03)
BPS(実績)(連)1,537.53
ROE(実績)(連)9.02%
自己資本比率(実績)(連)29.8%
直近5期の平均EPS:108円
進捗:44%(1Q)
需要・顧客構造(+5%):
分譲住宅や土地有効活用は、景気に大きく左右されます。しかし、フジ住宅はサービス付高齢者住宅の管理や住宅流通などバランスの取れ安定的な事業構造になっています。

競争環境(▲5%):
戸建は大手が大和ハウス工業・積水ハウス・住友林業・旭化成ホームズ・積水化学工業・ミサワホーム・パナソニックホームズ・トヨタホーム・一条工務店・三井ホーム・スウェーデンハウスがいます。分譲主体では飯田グループHD・オープンハウスグループ・ケイアイスター不動産・ポラスグループがいます。中堅ではタマホーム・ヒノキヤグループ・フジ住宅がいます。住宅事業は競合が多く、厳しい環境ですが、フジ住宅は大阪・京都・兵庫・奈良・和歌山に特化しており、地域内では競争力が高いと思います。
ビジネスモデルの有望性(+5%):
日本全体では人口は減少するものの、大阪圏内の人口減少幅は緩やかなので、受託事業などのストックビジネスの深化により成長できそうです。
株主優待(+10%):
持株数に応じてクオ・カードがもらえます。500株で1,000円、1,000株で3,000円もらえるので、購入するならば1,000株が良いと思います。
個人的な好み(▲20%):
不動産所有額も多く、自己資本比率は30%程度と物足りなさを感じます。フジ住宅の内覧をしたことがなく、現時点では購入に消極的です。
個人的な目標株価
PER108×14倍=1,512
PBR1,538×0.7倍=1,077
プレミアム1,294×1.05×0.95×1.05×1.1×0.8=1,342
※ブログは個人的な趣味で、株式購入可否は自己判断でお願いします。
以上
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