こんにちは!読書の秋ですね。
本を読みたい読みたいと思いつつ、ついついネットサーフィンで時間を浪費しがちなぴよです。
読みたい本は山ほどあるのですが、子育てをしているとなかなか自分の時間が取れませんよね。
通勤時間も、保育園の連絡帳アプリ記入ついでについついSNSやAmazonを開いていると、あっという間です😭
…そんな私の例は良いとして、とにかくまとまった時間がないとハードルが高くなりがちな読書。
忙しいので手っ取り早く中身だけ知りたい!というあなたのために、自分用忘備録もかねて読書メモを書いてみようと思います。
今回は、最近読んで面白かった一冊、『自分も子どももラクになる「どならない練習」』をご紹介します。
●この本と出会ったきっかけ
実は私、お恥ずかしながら、子どもを叱る際に怒鳴ってしまうことがあります。
良くないことだと頭ではわかっていながら、つい…ということ…ありますよね?
私も子どものころはよく怒鳴られたり殴られたりして育ち、いやな思いをしました。
子どもに繰り返したくはないのですが、そうでないやり方がわからず、ずっと悩んでいました。
そんな気持ちをTwitterでぼやいたところ、仲良しのママ友に教えてもらったのが、こちらの本でした。
●どんな内容?
タイトルで大体察しが付くかとは思いますが、「どならない練習」をしていく本です。
著者は茅ヶ崎市役所で子育て相談・児童虐待担当・セミナー講師をされている伊藤徳馬氏。
民間企業を経験されているという事で、専業ママだけでなく、働くパパママの気持ちにも寄り添ったアドバイスができるのではないかと思います。
子育てはぶっつけ本番で、練習する機会がありません。
だから、練習が必要なのです。
基本的な構成はケーススタディの繰り返しとなっており、日常でよくある子どもの問題行動と、それに対する上手な対応方法をひたすら練習していきます。
育児書にありがちな「親はこうあるべき!」と決めつける内容ではなく、もっとゆるく優しく素直に受け入れやすい内容になっています。
専門性が低い分ハードルも低く、どんな方でも読みやすい内容です。
また、この本で私が一番好きなところは、誰か を悪者にしないところ。
親が怒鳴ってしまうのは親が悪いからではない、環境が悪いからだという一文に、かなり心が楽になりました。
子どもだけでなく親の気持ちも受け入れてくれるので、親のメンタル維持にもおすすめです。
●この本のポイント
たくさんあるので箇条書きにしていきます。
・目標:「すばらしい子育て」ではなく、「ちょっとラクな子育て」を目指す
→子どもの問題行動対応の成功確率を少し上げて、チリツモ的に改善を目指す。
・育児ワードの「赤カード」「青カード」
→赤カードはあいまい、長い説明、否定形、いやみ、脅す、罰、質問風の攻撃、怒鳴るの8個。
青カードは代わりの行動を教える、ほめる、一緒にやってみる、待つ、気持ちに理解を示す、落ち着く、環境を作るの7個。
(黄カード:聞く・考えさせる)
赤カードを極力減らし、青カードを使って対応できるように練習していく。
・まずは共感して、子どもの心を開く
→親のいう事を聞き入れてくれやすくなる
・代わりの行動を教える
→否定形は瞬時に判断が難しい、肯定の方がわかりやすい
事前に教えておくと、効率アップ
・一緒にやってみる
→成功確率を上げるため、事前に練習する
・話は短くシンプルに
・環境を作る
→子どもと話す際、集中力をそがれない環境を整える
・褒める方が効率がいい
→普通の行動をほめると問題行動を起こさなくなる
・罰はあたえないほうがよい
→扱いが難しく、親子ともにダメージを受けるリスクが高いのでやめておくのが賢明
●感想
ポイントはわかりやすくシンプルにまとめてあったので、読みやすくわかりやすかったです。
もっと早く出会いたかった!
また、練習に徹するという体験型の内容だったので、状況をイメージしながら感覚をつかんでいけたのもよかったです◎
悪い条件が重なったり、とっさのことで赤カードが出てしまっても、必要以上に自分を責めなくてもいいという心の余裕が持てるようになりそうです!
手元に置いておいて、忘れそうになったら読み返したいと思います。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
以上
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